ドイツでの出産レポ-無痛分娩の一人目編②-

ちびまめの話

まめ
まめ
こんばんは!まめです

 

出産してからなんだかぼーっとしてしまうことが多くて、なかなか文字を打つ手が進みません。忘れないうちに1号と2号の出産レポも書いておきたいのにー。

さて、1号の出産時、微弱陣痛で早まって朝から病院に行って帰され、その日の夕方に本格的な陣痛が始まり入院したもののなかなか子宮口が開かず。ヘタレな私は自然分娩から無痛分娩に切り替えたのですが…

ドイツでの出産レポ-無痛分娩の一人目編①-
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出産当日0時過ぎ

無痛分娩への切り替えにGOサインが出てやってきてくれた麻酔医の女医さん。時間が時間だったからなのかはわかりませんが、ガムをくちゃくちゃと噛みながら気だるそうに現れました。いや、こんな時間に急にお願いしたのはごめんだけど思いっきりガム噛んでるやん…とツッコみたくなる気持ちを抑えていると、「(無痛分娩の麻酔に同意する)書類には目通したのよね?」とぶっきらぼうに一言。はい、と答えるとあっそーという感じでちゃっちゃと準備をして、横向きにさせられ、背中に針をチクッと刺して、麻酔を開始。仕事早!

そして仕事を終えた女医さんは相変わらず気だるそうに帰っていきましたとさ。

良くも悪くも、これがドイツという感じ。

お医者さんだろうと高圧的な態度を取ることもないし、とてもラフで気さくに話しかけてくれる人ばかり。日本の病院でガムを噛みながら患者さんの治療などに当たったらそりゃもう大問題になると思うけど、ドイツの人はお医者さんも患者さんもそんなこと気にしないのです。

さて、無事に無痛分娩に切り替えることが出来た頃には日付も変わってもう夜中になっていました。麻酔が効き始め、陣痛の痛みも感じなくなっていきました。無痛分娩って本当にすごいなと思ったのは、陣痛の波が来てる感覚はあって、確かにお腹がきゅーっとなるのはわかるのだけど、全く痛みがなくなるのです。もちろん個人差はあると思うのですが…あんなに痛くて悶えていた痛みが、麻酔のおかげで全く感じなくなる。すごい!

しかし、痛みを感じなくなったのは良かったのですが、無痛分娩に切り替えたことで陣痛がピタッと止まってしまったのです。痛みを麻酔で紛らわせたと思っていたけど、陣痛そのものが止まってしまいそもそもの痛みすらなくなってしまったようで…

なぜかと思ったら、元々私は普段から上90/下40くらいしかない低血圧なのですが、それが関係しているそうで。低血圧の人が無痛分娩にするとたまに陣痛の進みが止まってしまうことがあるとのことで、まさに私がそのタイプだったようです。せっかく痛みがないまま陣痛が進んでくと思ったのにーーーーー。

一旦止まってしまったものはしょうがない、時間的にももう夜中だったのもあって、通訳さんが少し寝たら?と言ってくれたので痛みが引いているうちに眠って休むことにしました。朝から緊張状態で私だけではなくかびごんも疲れきっていたので、狭い陣痛室のベッドに2人で背中合わせに横になってぎゅうぎゅうのまま一休み。

 

出産当日朝

2人とも一瞬で寝てしまって数時間後、起きてもやっぱり陣痛の痛みはなく、このまままた自然に陣痛が始まるかどうか様子を見ることになり。

しかしなかなか子宮口も開かず陣痛が再開する気配もなかったので、恐れていた陣痛促進剤を使うことになってしまいました。陣痛促進剤って正直あんまり良いイメージがなくて、もし何か赤ちゃんに影響があったらどうしようという気持ちがあったのであまり使いたくなかったのですが…子宮口は開きかけているしあまり長引くのもよくないしでやむなく促進剤の点滴をすることに。

点滴をさしてもらい、少量からスタート。

さすがに薬の力はすごくて、無痛分娩のおかげで痛みは感じないけれどまた少しずつ陣痛が始まり、NSTの機械にも陣痛の波が現れ始めました。

全然痛くないわ〜と余裕をこいていましたが、内診してもらってもなかなか子宮口は開かず、助産師さんがちょこちょこ見に来てはバンバン点滴の量を増やしていく…いやだーそんなに打たないでーと困惑していると、どんどん痛みが強くなり、麻酔を打つ前の痛みと同じような強さの波がまた来始めました。しばらく我慢していたけど、陣痛は強く間隔が短くなるばかり。膀胱に圧迫されて赤ちゃんが降りてくるのを邪魔しているようだけど、トイレにも行けないほどの痛みが続くので、カテーテルで導尿してもらいました。(産後、このカテーテルを挿入されたところがしばらく地味に痛かった)これで赤ちゃんは降りて来れるはずだけど、相変わらずめちゃくちゃ痛い。

いや、おかしい。無痛分娩に切り替えてもらったはず。痛みは感じないはず。なんなら、無痛で生んだ友達は「全く痛みがないから陣痛が来てるかわかんなくて、今来てるでしょ!イキんで!って言われてもタイミングが全然わかんなかったよ〜」って言ってたんだけど!?いやもうめちゃくちゃ痛いんだけど!?と軽くパニックに陥り、看護師さんを呼んで必死に訴えました。

(無痛のはずなのに)痛い」と。

すると彼女は笑顔で一言だけ答え、去って行きました。

「出産ってそういうものよ」と。

いや違うって!無痛分娩なんだってば!何で痛いんだよー!何のための無痛なんだよー!

絶対おかしいじゃんと思いつつしばらく痛みに耐えているとまた彼女がチェックのために入ってきたので、めげずにもう一度伝えてみました。

「(無痛なのに)痛い

「痛いわよね。出産ってそういうものよ

いやだから違うじゃん!麻酔打ってるのに効いてないじゃんかー!!!!

なぜに話が通じないんだ、おかしいじゃないか!

もう絶え間なく続くあまりの痛みにイライラし始めて、「麻酔を追加してくれるように言うから誰か助産師さん呼んできて!!!」とかびごんに八つ当たりして連れてきてもらい、「無痛なのに痛い!麻酔を追加して!!」とお願いしました。

すると彼女、「出産直前になるともう麻酔を追加することは出来ないのよ。もう子宮口9cm開いてるから」とサラッというのです。

ええええぇぇえぇえぇ!?

もうすぐ生まれるってこと?内診したときにそんなこと言ってなかったじゃないか!そういうことは早く教えてくれよ!聞いてないよー!と焦って、一旦帰宅して自宅で待機してくれていた通訳さんに急いで電話。生まれるときはついててくれることになっていて、7cm開いたら連絡してねって言われていたのにもう9cm!!!!

すぐに行くから待っててね!と言ってもらい、30分ほどで通訳さんも到着。なんと心強いことか。

さぁ、いつでも来い!!!

もうこの頃には無痛分娩の麻酔の効き目は0。全くなし。とにかく痛いだけ。ほどなくして子宮口は全開となり、いざ出産!…のはずが、何度イキんでもなかなか赤ちゃんは降りて来ず、頑張ってもなかなか進まなくて時間がかかったためにお腹の中で便をしてしまったとのことで、赤ちゃん苦しいから鉗子分娩に切り替えるよと言われました。吸引とはまた違うらしくて、必死だったので私は見ていなかったのですが、かびごん曰く赤ちゃんの頭に何かスッポンのようなものをパコンっとくっつけて、シュポシュポして引っ張り出していたそうです(語彙力)。

鉗子分娩の際は会陰切開は必須らしく、「今から切るよ〜」と声をかけられて先生がパチン!出産中は会陰切開の痛みはアドレナリンのせいか全く感じないと聞きますがその通りで、バツン!という振動というか衝撃はわかったけど、びっくりするくらい何の痛みも感じませんでした。後から聞いたらかなり大きく切開されていたのですが、それでも何の痛みもなし。おそらく無痛分娩の麻酔のせいではなく、必死だったから極度の興奮状態でわからなかっただけなのかなと思います。

なんとか助産師さんたちの声に合わせてイキみ、先生が鉗子で赤ちゃんを引っ張ってくれて、ちょっとずつ赤ちゃんが降りてきて(かびごんが必死に赤ちゃん見えてきたよー!とか教えてくれてた)、午後14時過ぎに元気な赤ちゃんが誕生。3500超えのビッグベビーで、頭がちょっと大きかったのでなかなか産道を通過出来なかったようです。

一番初めにフライングで病院に行ったときから数えると30時間ほど、入院してからは20時間ほど格闘しましたが、なんとか…無事に赤ちゃんとご対面出来ました。

ママがヘタレで無痛分娩にしたせいでなかなか出て来られなくて苦しかったね、ごめんね赤ちゃん。

頑張って降りてきてくれてありがとう。

初めまして。いつもものすごい力で蹴り飛ばしてくれていたのはあなたでしたか。やっと会えたね。

胸の上に乗せてもらってしばらくかびごんと3人でカンガルーケア。あんなに痛かったのに生まれてしまうとそんな痛みは一瞬で全部吹き飛んでしまうものですね。

その後30分ほどして看護師さんがやってきて、じゃあトイレに行ってみようかと言ってきました。結構出血が多かったのですが、自力で歩いて行けるかどうか見てみようとのことで、ボロボロの身体を起こしてのっそりのっそりと歩き何とかドアまでたどり着いたところで貧血を起こし目の前がホワイトアウト。意識が戻って目を開けるとなぜか天井が目に入り分娩室の床に転がっていて、自分が気を失ったことに気付きました。一旦ベッドに戻ろうかとまた歩き出したところでもう一度気を失って倒れ、気づいたら看護師さんと通訳さんに支えられており、これじゃ歩くのは無理だからとベッドごと入院する部屋へ運ばれ、今日はベッドから絶対に起き上がるな!と言いつけられました…2回も貧血で気を失うなんてびっくり。

トイレに行くにも必ずナースコールしろ!絶対に一人で起き上がるな!と散々言われ、初めての沐浴にも立ち会えずかびごんに行ってきてもらい、キレイになって戻ってきた赤ちゃんと完全母子同室の新しい生活が始まったのでした。

初めての出産はトラブルだらけでなかなかスムーズには行かなかったけど、母子共に健康で出産を終えられただけ良しとしよう。

ということで、1号が無事に誕生するまでの出産レポはこんな感じです。4年以上経った今でも忘れることはない大切な思い出。言葉が通じない中でなんとか終えた出産のことはこれからも一生忘れないと思う。

超スーパー安産だった2号のことも、備忘録としてぼちぼち書いていきたいな〜。

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