日本での出産レポ-初めてだらけの三人目編-

ちびまめの話
まめ
まめ
こんばんは!まめです。
先月無事に赤ちゃんが生まれました☺︎

 

無事に3号が地球人の仲間入りをしました!

わーーーーー!!!パチパチパチパチ

不思議なくらい3人目は妊婦の実感もなく、子どもがもう一人増えることに全く現実味がありませんでしたがようやくご対面して5人家族になった実感がわき、今は愛しくて愛しくてしょうがなく、ちび2人と一緒にみんなで愛でまくっています。

赤ちゃんって本当ちっちゃい。けどとてつもなく重い。

2号が少し赤ちゃん返り中ではあるけれどとても我慢強いというかあまりさみしいというところを見せないので、ついつい意外と大丈夫なのかな?なんて思ってしまったのですが、そんなわけはなくて。ちょっとしたことで張り詰めていた糸が切れたようにギャーギャー泣き、たくさん我慢させているんだな…と実感して、一生懸命さみしさを押し殺して3号を可愛がってくれているので、今は何とか2号の心のケアをしなければと思いつつ、わちゃわちゃがちゃがちゃされてイライラしては反省する日々です。まだまだ加減が出来ないので、可愛がりたい気持ちはあるけどすごい力だったり乗りかかろうとしてしまったり押しつぶしてしまいそうで自由に触らせてあげられないのがもどかしいけど。

我が家の家族計画では子どもは3人なので、最後の新生児ちゃんのお世話をしっかり堪能しておこうと、たくさん抱きしめて香りを嗅ぎまくり。ほっぺをすりすりなでなでして、可愛いね〜可愛いね〜って頭のにおいをくんくん。赤ちゃんって本当に良いにおい。可愛すぎて抱っこするたびにすんすんが止まらない。

 

と、無事に生まれてきてくれたのですが、妊娠中お腹がそんなに大きくならず全然下りてこず、なかなか生まれる気配がなく、早く生みたくて陣痛はまだかまだかと待ち侘びて、待ち過ぎて、もう何も手につかないほどで。予定日まではまだ2週間近くあったので陣痛が来なくても不思議じゃないのですが、上2人が予定日より1週間以上早く生まれたのでそろそろかなと思い過ぎてそわそわしてしまい直前の検診でまだまだだからたくさん動いて〜と言われて落ち込んでいましたが、まさかのその2日後に出産しました。予定日超過も覚悟していたのでびっくり。

私が通っていたクリニックはこの地域では人気があるようでいつも全然予約が取れないほど混んでいるのですが、助産師さんも看護師さんもベテランの方が多く、産後の体調も授乳についてもすごく細かく見てくれるので、出産から退院まで私はただただ受け身で過ごせました。

初めての日本での出産。

3人目にして初めてのことばかりで想定外の連発でしたが覚えているうちに記録として残しておこうと思います。

1号と2号の出産レポはこちら。

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出産当日

AM.7:00

朝目が覚めてお布団の中でぼーっとしていたらちびたちが起きたのでぎゅーしたりしてまったりしていると、何かがドロッと出る感触。これはまずいかも、出血かもしれないと思い起き上がると、また何かがドバッと出てくる。結構やばいかもしれない、とトイレに向かうも1号が先に入るというのでせっついて先に行かせる。

あの感覚で出血してたらかなりまずい状態かもと思い確認すると、血ではなく透明の液体。これはまさかの破水か?でもパチン!びしゃー!という破れた感覚も一気に出ることもないので、これは高位破水とやらかもしれないと思い、まだクリニックがやっている時間ではないので(産科なので24h対応だけど)少し様子を見ることにする。

しかし羊水が出てるらしいことは確かなのでかびごんを起こすと飛び起きたので朝のちびたちのお世話はおまかせしてソファでじっとしながら高位破水について調べてみることに。

高位破水とは

赤ちゃんを包んでいる卵膜が破れて、中の羊水が流れ出てくることを破水と言います。起こる時期によって「前期破水」と「適時破水」に分けられますが、卵膜が破れる位置でもさらに「低位破水」と「高位破水」の2つに分けられます。「低位破水」とは子宮口付近で卵膜が破れることをいい、「高位破水」とは子宮口から離れた子宮の高い位置のどこかで卵膜が破れることをいいます。

立ち上がり動くたびにバシャバシャと出てくるのでおそらくどこか一部から破水してる模様。連続して流れ続けるわけではないので高位破水かな?と。まだ朝早い時間だったこともありそこまで急ぐことではないかもと思いとりあえず出産に備えて体力をつけるために朝ごはんをしっかり食べた。

AM.8:00

動く度に出てしまうのでかなりの量の羊水が出ていってしまったように感じて、ここまで出てしまうと感染症とかがこわいので急がないとダメかなと思い、入院準備を完了させてちびたちの用意も終わったところでクリニックに電話。

状況を説明し破水してるかも〜?と言うも、電話に出た方はふーんというか、それなら一回診せに来て〜くらいの感じで急ぐことは別になさそう。陣痛が来てないならまぁ念のため診せに来たら?みたいな感じ。おや?破水しててもそんな慌てなくて良いのか?とちょっと拍子抜けですが、幼稚園に送ってからで全然良いとのことなので9:30までには行きますと告げて送りの時間までしばし待機。

ついに来たか、陣痛が来るのか、産むのかと落ち着かない私。覚悟を決めなければ。

AM.8:40

かひごんが軽く仕事を済ませ、いざ出発!

登園時間の5分ほど前に着いてしまったので先生に事情を説明すると快く受け入れてくれ、1号をお願いしてクリニックへ。

病院到着後

AM.9:20

クリニックに到着。裏口から入ってきてねとのことなのでそちらから入ると、とりあえず検査してみないと入院になるかわからないと言われる。しかし、かびごんは仕事に戻らないといけないし、もうかなりの量出てしまったので自宅待機は無理だろうと思い、入院準備も全部持って中へ。売店もなく面会不可のため大量の飲み物を持ち込んだことを助産師さんに笑われる。だって授乳中喉乾くからー!入院は個室希望でしたがもしかしたら空いてないかも?とのこと。

AM.9:30

急いで先生の診察。内診してもらうも、「赤ちゃんかなり上の方にいるな。なんで赤ちゃんこんなに下りてこないかな〜?」と怪訝そうな院長。便秘薬を処方されていましたがあまり出てないようで、そのせいで赤ちゃんが下りてこれないのかもしれないとのことで、「浣腸します」と言われる。ぎゃーーーーーー。その可能性はもちろん考えていたけど、やっぱり浣腸するのか

おそらく経膣分娩でいけるよね〜みたいな話を先生と助産師さんがしていて、どうしても帝王切開はこわいので「下から生みたいです」と言うと、トイレにいって大も小も全部出したら赤ちゃんが下りてくるはず、上2人下から生んでるもんね?と言われ緊張し始める私。

診察が終わりそのまま少し待合で待っていると「個室空いてた!行きましょう〜」と助産師さんに言われたので、入院ですか?と聞いてみると「もう完全に破水してるので入院です」と。

院長、どうして肝心なことはいつも言ってくれないのだ。

全く陣痛が来そうな気配はなかったので、入院ということは最悪促進剤からの緊急帝王切開もあり

上2人のときは全く破水せず、最後の方に助産師さんが破膜してくれてばしゃーん!だったので3人目にして初めての破水からのスタート。でも破水って、色んな人の体験談を読んで、パチンって風船が割れるような音がしていきなり全部ドバー!っていうもんだと思っていたのでイメージとは全く違ったな。

AM10:00

念願の個室に入る。上2人のときは個室が空いておらず大部屋でとにかくストレスしかない入院生活だったので一安心。

この時点では陣痛は全くなし。少し張りはあるけど、何日も前から前駆陣痛らしい定期的な張りはあったので本陣痛には程遠そう。

少し話をして、早速浣腸をしてまずはお腹を空っぽにしようとしましたが、びっくりするくらい出ず不発に終わる。これじゃ赤ちゃん下りてこれないじゃん

もちろんやむを得ない場合もあるけど、どうしても下から生みたいこのまま陣痛来なかったら(破水してしまってるので)帝王切開ですか?と聞いてみると、まずは陣痛が自然に始まらない場合は弱めの飲む促進剤から始めると思うとのこと。1号のとき促進剤をバンバン打たれたのがこわかったと話すと、点滴で刺す促進剤は結構強めで赤ちゃんへの影響も懸念されることがあるし、それに比べると飲む促進剤は弱めだから、薬を使うことになったら飲むやつから始めてみようと言ってくれて少しホッとする。しかし上2人は自然に陣痛が来て下から生んでいるのでおそらくこのまま生めるだろうとのこと。お腹を切るのはどうしてもこわい。陣痛もこわいけど。

赤ちゃんよ、どうか下りてきて陣痛を起こしてくれ!と強く願う。

AM.10:30

1ヶ月ほど前に受けたGBSの検査で陽性が出たのと破水してるため感染症防止のために点滴を打つ。GBSというのはB群溶連菌というもので、普段から膣内にいる常在菌で健康な大人に対しては普段は何も悪さをしないそうですが、赤ちゃんが膣を通過する出産の際に感染する可能性があり、もしも感染してしまうと肺炎など起こすことがあるので抗生剤を点滴して菌をなくしておくそう。

1号と2号のときはなかったので初めてのことだったけど、9ヶ月に入ったくらいの検診のときに院長はめちゃくちゃサラッとした感じで「上の子のときは何かなかった?この間の検査陽性だったからお産の時は抗生剤点滴するからね〜」とだけ言われて診察が終了してしまい、えええええー!となった。家に帰って調べてみると、赤ちゃんが感染してしまった場合は肺炎など起こしてかなり危ないようだったので、そんな大事なことを詳しく教えてくれないんかーい!と思ったけど、当日助産師さんに聞いてみたら抗生剤の点滴さえしておけば菌はいなくなるので問題ないらしい。生まれた後も特に検査などはせず、万が一感染していたら呼吸数などでわかるそう。そういうもんなのか。

破水からの感染症防止の抗生剤も同じものなので1種類だけだよ〜と。

20分ほどかけて点滴を打ち終わったら、あとは陣痛が来るのをひたすら待つだけとのことで、決戦に備えて部屋でのんびり。

お昼まだ間に合う〜!とのことで注文をしてもらう。

AM.11:00

点滴と一緒にNSTをやってもらっていて、赤ちゃんは元気だし張りもあるね〜と。確かにきゅーっとはなるけどそれだけ。痛みは全くない。

一時的に機械が私の心音を拾ってしまったらしく心音が途切れた部分があったので念のためと少し延長して計測。全部で40分ほどかかったと思う。

「赤ちゃんは元気そうだし問題なし、張りも定期的にあるしこれが陣痛に繋がるかな。おそらくこのまま下から生めると思うから待とうね〜」と助産師さん。

下から生みたい帝王切開はこわいとヘタレな私。

とてもベテランの助産師さんで、色んな作業をしながらたくさん話しかけてくれて、「私も海外に駐在してたの〜」と共通の話題があったり話が弾んで楽しかった。何気にかなり緊張していたので、リラックスさせようとしてくれてたのかな。「直行便がない国だったからドイツを経由して日本に一時帰国したりしてたのよ〜」なんて言っていて勝手に親近感わいたりして。

この時点で張りはあるものの陣痛の気配未だなし。

もしかしたら今日中には生まれないかも、破水してるしこのままだと促進剤もありか?と長期戦を覚悟する。

AM.11:30

一人になって部屋でほっと一息つくと、別れ際泣くのをグッとこらえて見送ってくれた2号を思い出して胸が苦しくなり、数日会えないことへの不安もあり少し泣いてしまう。

いきなりママがいない!とならないようにかなり前から、赤ちゃんが生まれるときは何日間か会えないということを何度も何度も教えていたので、それを理解してなんとも言えない表情で送り出してくれた2号を思うと胸がぎゅーっとなり悲しくてさみしくて1人で泣いていたけど、かびごんに連絡すると楽しそうな2号の写真が送られてきて拍子抜け。ニコニコと絵本読んでた。母の心配をよそにめっちゃ楽しそう。ギャン泣きだったらどうしようと思っていたから安心したけど、なんじゃそりゃーーーー。

お昼頃

AM.12:00

お昼ご飯に間に合ったので食事が運ばれてくる。病院食はとっても豪華だったのですが、ちょうどこのあたりから陣痛が来始める。まだまだ10分間隔くらいで痛みもそこそこな微弱陣痛だったけど、定期的にぐぐぐーっと痛み出す。弱いとはいえ痛みが出始めたことでなかなか食事が進まず、何を食べたか全く覚えていないし味も全然わからず、ただ出産に向けて体力をつけるために食べておかなければと無理に詰め込んで完食。あとから助産師さんにお昼どれくらい食べられたか聞かれて、全部食べました!というのは意外と恥ずかしかった。陣痛始まったのに全部食べたんかい!って思われるかなと思って(被害妄想)

ちょっとずつちょっとずつ食べ進めながら、これだ〜この痛みだよ〜と上の子のときのことを思い出して、これからもっと強くなるであろう陣痛に怯える。

陣痛スタート

PM.1:00

食事を食べ終えて横になる。ちょっとずつ強くなる陣痛。間隔はまだ長く10分ほど。まだまだこんなもんじゃない。こんなもんじゃないんだー!!!!

もっともっと強く痛くなると覚悟して陣痛の波に耐える。子宮口が全開になるまでは何も出来ない、ひたすら耐えるしかない。一人で陣痛と戦うのは結構孤独で精神的にしんどかったな

この全開になるまでの時間が気が遠くなるほど長く感じるんだな。早く時よ過ぎろとひたすら念じる。

PM.2:00

助産師さんがちょこちょこと様子を見に来てくれて痛いと呻く私の腰をさすってくれる。痛いね〜痛いね〜と共感してくれて、その言葉でちょっと救われる。

1号と2号のときは波が来ている間は自分で自分の腰をひたすらさすっていて、それが楽になれると思っていたのですが、プロにさすってもらうとびっくりするくらい痛みが鈍くなってびっくり。もうずっと横にいてさすっててほしかったくらい。

よく、ゴルフボールでいきみのがしをしてもらうとか、パートナーに腰をさすってもらうと良いとか、ネットで陣痛の痛みを逃す方法を見ていましたが実行したことがなくて、誰かにやってもらうとこんなに違うんだー!と実感。私は陣痛がとにかく腰にくるタイプだったのですが、仙骨のあたりをゆっくりしっかりとくるくるさすってもらうととても楽になって、初産のときからかびごんにやってもらったら良かった〜と陣痛中に過去の陣痛時の後悔。しかし助産師さんって、陣痛の波が去る頃にすーっと手を止めるのだけど、波が来てるのって触ってるだけでわかるものなのかな?体の力の入り方でわかるのかな。神の手だ。

内診してもらうと赤ちゃんはだいぶ降りてきたけどまだ子宮口は2cmとのこと。

2cm!?

いや、まだまだだとは思ったけどまだそんなもんか経産婦だから5cmくらいいったかなとか思っていたら全開には程遠い。

2号のときは家で2時間ほど陣痛に耐えたら病院に着いた時は9cm開いてたので、もしかしたら3人目は結構なスピードで開くかなと期待してただけに、2cmと聞いてちょっとだけ絶望を感じる。

PM.2:30

しかしさすがに3人目の経産婦なので陣痛の進みは早そうで、もはやスマホを触る余裕もなし。何度もかびごんから来てる連絡すら確認出来ずひたすら悶え苦しむ。

痛い。

痛い痛い痛い

波が来るたびお腹がガッチガチに張って腰が言葉には出来ない痛みに襲われる。この不思議な痛みは本当になんなんだろう?こんなに張ってしまって赤ちゃんは苦しくないのだろうか?と心配になる。

4時間ごとに抗生剤の点滴をしなければならないそうでその時間になったけど、仰向けになるのもしんどくなってきた。陣痛中、楽な体勢は人それぞれだと思うけど、私は右を下にして脚をピーンとしていないとダメなタイプで、痛みが強くなると身動きが全く取れず仰向けになれない。

動けないほど痛みが強くなってきたので、点滴の前に部屋から陣痛室へ移動することに。点滴を始めてしまうと終わるまで移動が出来ないそうで、その間に陣痛がかなり進んでしまう可能性があるから先に移動しちゃおうと。

痛すぎて歩けなかったので車イスを用意してもらい1階の陣痛室まで運んでもらう。

PM.2:40

陣痛室にて点滴スタート。車イスから倒れ込むようにベッドに横になって、また抗生剤を打ってもらう。

もはや痛すぎて何もわからない状態。ひたすら半泣きで痛い痛いと呻きながら耐え続ける。

一人で陣痛を耐えるって本当精神的に追い込まれる。痛いと独り言を言うしかない。しんどい。

トイレに行きたい気はするけど動けないし、陣痛が来てしまうと絶対に出ないのは過去2回の経験からわかっているので、とにかくピーンと横になって自分で腰をさすり続ける。助産師さん助けてください腰をさすってくれと心が折れ始めてしまう。

再び内診をしてもらうと子宮口は4cm。全開まではまだまだ。

PM.3:00

点滴終了。陣痛の間隔は5分ないくらいで、大体1〜3分で来ている感じ。痛い。もはや痛いという言葉以外何も出てこない。ひたすら悶え苦しみ、半泣きで腰をさすりまくる。かびごんからメッセージがまた来ている音がしているけど、連絡が返せなくて心配をかけているとは思いつつスマホを開く力も0。

ひたすら足ピーンで腰をさすりながらすすり泣く。

PM.3:10

助産師さんから、陣痛室の中にあるトイレに行ってみる?と言われるも全く動けない。寝ていたベッドの仕切りのすぐ横にあるみたいだけど、そこまで歩く気力もない。膀胱がいっぱいで圧迫している状態だと赤ちゃんが降りてくるのを邪魔してしまうようなので、トイレに行きたい気持ちはあって確実にキャパオーバー寸前だけど痛みの波が全く引かずに動くことも寝返りも打てない

喋る気力もなくなりかけていたけど「行きたいけど動けない」となんとか呟くと、じゃあカテーテルで抜こうかと言ってくれ、1号と2号のときと同じく導尿されることに。陣痛中はどんなに頑張っても出ないのにいつも膀胱に圧迫されて赤ちゃんが降りにくくなってしまい、上2人の時もカテーテルで導尿してもらっていて、これが産後に地味に1ヶ月くらい違和感が続くから今回は出来ればやりたくないなと思っていたけどやっぱりやることになってしまって。嫌だけどこれも赤ちゃんがスムーズに生まれてくるためだからやってもらおうと思って準備をしてもらうことに。

しかしここで一気に赤ちゃんがズンッ!と降りてくる感じがする。なんていうか言葉では表せないのだけど、ぐわぁっ!というか出口のところを頭でグッと押し出そうとしてくる感じ。

初めての感覚。

正直、上2人のときも陣痛あるあるでよく聞くいきみ逃しという感覚を味わったことがなかった。陣痛はとにかく痛いだけで、いきみたい!というのがよくわからなくて思ったことがなくて。いきみ逃しが1番辛かったという感想をよく見るけど、言葉は知っていたものの最初から最後までいきみたいと思ったことがなかったから。2人目までは陣痛の波が来たらイキんで!と言われてそれに従っていただけだったけど、それが3人目にして初めてこれか!と思った。

とはいえ、それでもイキみたいという感覚ではなかったけど。

PM.3:15

助産師さんがじゃあカテーテル用意してくるねと言ってくれたけど、「いや、もう赤ちゃん出ちゃいそう!」と必死に伝える。陣痛の波と共に時々赤ちゃんの頭がズンっと進んでくるのがよくわかり、力を抜いたらこのままズルっと出てきてしまう!と思い身体に力を入れて赤ちゃんが出てくるのを阻止。

慌てた助産師さんが、「ちょっと内診してみよう!痛みが引いたら仰向けになって!」と言うも、もはや1分間隔でもなく絶え間なく続く陣痛の痛みで全く身動き取れず。仰向けになれないので助産師さんがなんとか私を転がして下半身だけ仰向けにして内診してくれて、「全開……うん、全開だ!分娩台に行こう!」と!

分娩室へ

PM.3:20

ついにきた!全開だ!と喜ぶ暇も余裕もなく、動けない私を引っ張って起こし分娩室まで連れて行く助産師さん。歩く余裕なんてなかったけど助産師さんて本当にすごい。痛い痛いと静かに泣き続ける私の身体をサッと支えてスィーっと連れて行ってくれ、隣の分娩室へ。ここまで来たらあとは生むだけだ!という解放感から少し身体が動かせるようになり、力を振り絞って這いつくばりながら分娩台に上がると、いつのまにか近くに手術着を着た院長が。あれ?いつのまに??

正直もうここからは意識が朦朧としていたというかほとんど覚えてないのだけど、分娩台に上がってすぐにNSTの機械をつけられたのかな。

院長が横でモニターを見ながら「ほらイキんで!今陣痛来てるよね!」と言ってくる。え?今乗ったところなんだけどもうイキんで良いの?と思ったけど、急に言われたので力が入らない。全然イキめない私を見て呆れたように「ほら!来てるよね?イキんで!」と院長。

えぇぇえー!と思っていると、助産師さんが「急激に陣痛が進んだからまだちょっとね」とフォローしてくれて納得する院長。

陣痛来たらイキんで良いからねと言われて、陣痛というよりはまた赤ちゃんがズンっと降りてくる感覚に合わせて必死にイキむ。

横で助産師さんが私のスマホを持ちながら「旦那さんに電話ー!スマホのロック解除してー!」と言ってくるけど、もう今にも赤ちゃんが全て出てしまいそうな私にそんな余裕はない。しかも事前の確認では生まれた直後に電話することになっていたはずだけど、それを伝える余裕もなく困っていると、院長が「そんなのは後で良い!」と言ってくれたので、私も何とか「上の子がいるので(苦しんでるところ見せられない)…生まれてから」と声を絞り出すとわかってくれて、「上の子のお世話してるのね〜!じゃあ生まれたらね!」とわかってくれて出産に集中。院長は命を扱う立場なのでリモートのことを「そんなの」と言っていたけど、もちろんリモートでも旦那さんに生まれる瞬間に立ち会ってほしいという人は多いだろうから、助産師さんは出産と同時進行で電話かけたりしないといけなくて大変だろうな。

陣痛の波に合わせてイキむけど、つい「ううぅぅうー!」と声が漏れてしまったら、「声を出さない!」と助産師さんに怒られる。口を閉じて息を吸い込んでから全力でイキむと、赤ちゃんがちょっとずつ降りてくる感覚。もうだいぶ下の方に挟まってる感じ。

院長が横から、「はいもう一回!息吸って!イキんで!もう一回!息吸って長くイキんで!」と言う。正直何が何だか自分でももうわからなくてひたすら周りの声に合わせて息を吸ったりイキんだりして、「上手〜!とっても上手よ!」という助産師さんのおだてに元気づけられながら何度か繰り返すと、「はい、もうイキまなくて良いよ〜。ハーァ!ハーァ!ハーァ!ハーァ!」という呼吸法に。謎の「ハーァ!ハーァ!」を2〜3回繰り返すと、「はい!赤ちゃん出てきたよ〜」の声と共にずるんっと全部出ていく感覚が。すぐに「ほにゃぁぁぁぁぁー!」という泣き声と、「おめでとう〜!」という声がして痛みがひいて体が軽くなった。

そしてついに…

PM.3:30過ぎ 

3号誕生!

 

出産直後

たった今出てきた赤ちゃんを胸の上に乗せてもらい、なぜだかわからないけど、無事に生めたという安堵感からか陣痛からの解放感からか、自分でも引くほど嗚咽しながら号泣。この涙のわけは未だに自分でもわからないけど本当に溢れて止まらなくて、声をあげてひたすら泣いた。ただただ号泣する私にスマホを渡して、旦那さんに電話して〜!と言う助産師さん。ぶるぶる震える手でようやくロックを解除してかびごんに電話すると、「え!もう生まれたの!」とびっくりしながら3号とご対面。そりゃそーだ、陣痛が一気に進んで全く連絡出来なかったから進捗の報告も出来ておらず、午前中全く陣痛の気配がなかったことと、少しだけ痛みが出始めたことくらいまでしか知らなかったかびごんはこの日に生まれると思っていなかったそう。そこへいきなり電話が来てもう生まれてたのでとても驚いていた様子だったけど、ちびたちが少し戸惑っていたのもありとりあえず報告電話終了。涙と嗚咽が止まらない私は何一つ話すことは出来なかったけど、無事に生まれたよということだけは報告出来た。

その後赤ちゃんは測定などのため一旦退室。私も少しずつ落ち着き始めて呼吸を整えていたら横にいた院長がニコニコと「(はっきり聞き取れなかったけど)お産楽だったでしょ」って言ったような気がする。いやそりゃ院長から見たら超スピード出産で安産だったんだろうけど、こっちは死ぬ思いでしたよ。

入院からそばにいて担当して下さった助産師さんが処置をしながら、「1人でよく頑張ったね。つらかったね。お産とっても上手だった!」と褒めて労ってくれたのがとても嬉しくて。今でも、このときかけてくれた言葉を思い出してじーんとするくらい心に染み渡って寄り添ってもらえて本当に嬉しかったな。ありがとう、Eさん。

ちなみに私の出産には院長は全く手を出さず、腕を組み横でモニターを見ながら口頭で指示を出すだけで、会陰の傷も全くなかったため最初から最後まで全て助産師さんがやってくれたのだけど、そんなことってあるんだな〜とびっくり。

なぜに院長は手術着だったのに私のお産にノータッチだったのかと思ったら、おそらく仕切りの横で予定帝王切開の方が待機していたようだったので、その手術時間になるあたりにちょうど私の出産が重なってたまたま横にいてくれただけみたい。そりゃ院長が準備万端でそこにいたわけだ。

3人目ということ、何も問題がなくスムーズに出産まで進んだからだと思うけど、お医者さんの出番がないってこともあるのね〜と。何事もなくて何より。

処置後〜約1時間

あれよあれよと言う間に処置が終わり、車椅子で再び陣痛室に戻り、1時間ほどして出血量に問題がなかったら個室に戻るから休んでてねとのことで横になる。すぐに、キレイにしてもらって洋服を着た赤ちゃんが新生児用のベッドに乗せられてやってきて、ようやくゆっくりご対面。

初めまして赤ちゃん、あなたのママです。

いつの間にか腕に刺したままだった針に点滴のチューブが繋がれていて、気付かぬうちに何かを点滴されていてえぇー!と思って聞いてみたら、アクエリアスみたいなものだよ〜!と言われた。生理食塩水?倒れないように水分と栄養の補給かな。

初乳あげてみる?と言われて咥えさせてみると、なかなか上手に吸い始める3号。可愛いな。何で生まれた瞬間からこんなに上手に吸えるのかな。とはいえまだ私の体の準備が追いつかず数滴しか出てこないので、ちょっとだけ吸ってもらって終了。

横に寝かせて写真を撮ったり、ずっと心配してくれていた両家の両親に出産報告していたら、もし寝ちゃうと赤ちゃん危ないからベッドに寝かせようか〜と言われたので寝かせておき、しばし休憩。

1時間後、赤ちゃんは新生児室に連れられていき、私は出血量は普通(100ml)だったので問題なし。お腹をグイグイ押されて、溜まってる血液出しちゃうね〜ってやられたのは地味に痛かったわ。立ちくらみも貧血もなさそうだったので歩いて個室に戻ることに。

個室に戻り、ようやく出産前から我慢していたトイレに行き、排泄にも問題なし。今日は赤ちゃんのお世話もないしゆっくり休んでねとのことだったので、1人になってようやくほっと一息。

出産当日は赤ちゃんとは別室だったのだけど、産後1時間しか会えていなくて元気にしてるのかとても不安だった。ドイツでは生まれた瞬間から、検査で少しどこかに連れていかれる以外はずっと母子同室だったから、生まれてすぐ引き離されたのはすごく不安で。

19時くらいに検温に来てくれた看護師さんに、新生児室のガラス張りの前から赤ちゃんを見に行って良いか聞いてみたけど、今日は倒れたら困るからやめておきましょうかと言われてしまい顔を見ることも出来ず。

疲れたから少しでも寝ておこうと横になるも、産後でアドレナリンが出てるらしく目がバッキバキに冴えてしまっていて眠れず。蒸気でホットアイマスクをしてもギラギラして全然眠れず。赤ちゃんの泣き声で起こされないのは今日までなので眠っておきたかったけど、ようやく眠りにつけたのは日付も変わった明け方

長い長い1日が終わりました。

  

初めての日本での出産。

初めての破水からのスタート。

初めての浣腸。

初めてのGBS陽性。

初めてのいきみ逃し。

初めてのカテーテルなし。

初めての会陰の傷なし。

初めてのリモート出産。

初めての立ち会いなし。

初めての面会なし。

良くも悪くも、初めてづくし!

3人目だからって何事もスムーズにいくわけじゃないし、3人目だからこそ大変なことも多かった。

このコロナ禍がいつ収まるかわからないので、コロナ関係なしに自分たちの希望の時期に子どもを生むことを選びましたが、リモート出産なんてほとんどの人が体験することのない珍しい経験なんだろうな、と。一人で痛みに耐えるのはすごく孤独でさみしかったけど、苦しんでいるところをちびたちに見せたくはなかったし、一人だからこそ「やるしかない!」という気持ちになれたような気がします。

3人目となると、周りの方には(というか男性には)もう余裕だね〜!とか普通に言われますが、そんなわけないだろと声を大にして言いたい。出産経験のある女性は絶対そんなこと言わないし、出産を経験することが出来ない男性にあの苦しみは絶対にわかってもらえないけれど、何人目だって超安産だって陣痛は死ぬほど痛いんだって言いたい。わかることはないんだからわかれとは言えないけれど、軽々しく「余裕だね」とか「ベテランだね」とか言われると張り倒したくなるわ。こっちは命をかけて我が子の命をこの世に生み出しているんです。何度目だってそれが慣れたり余裕をもって臨めるものではないのです。これ結構地雷なので絶対言っちゃダメなワード

一人で弱音も吐けずつらかった。

助産師さんがつらいときに寄り添って励ましてくれて本当に心強かったし嬉しかった。

 

無事に生まれてきてくれてありがとう3号。

愛しい我が子に会うためだから頑張れた。

そして命がけで生んだ我が子は何よりも愛おしい。

猫のようににゃーにゃーと泣く小さな赤ちゃんを守れるのは私たち親だけ。

また1からのスタートです。

明日も頑張ろう。

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